五反田スタッフのミムです。徐々に暖かく春の陽気になってきましたが、花粉症は大丈夫でしょうか。
矢吹丈vs力石徹。宿命の戦いが始まる
さあ、皆さん幼少期に夢中になったアニメなど覚えていますでしょうか?
一度は、誰もが通ってきた道だと思いますが、自分の場合は、『あしたのジョー』を夢中になって観ておりました。
自分が初めて観たのは、平日の夕方17:00~の再放送でした。その当時、学校中の男子全員が観ていたほどの大人気アニメで、再放送にも関わらず最高視聴率31.6%と、今では考えられない数字でした。このことからも皆が夢中になっていたアニメだとわかります。
その最高視聴率を記録したのが第13話「宿命のリングに立て」です。
矢吹丈vs力石徹。試合の日が来ました。
ジョーが行った収容生をクロスカウンターで倒す練習を知った力石が暴れ牛相手に特訓を開始したと、西から聞いた段平は慌ててリングにのぼり、特別ルールを認めて欲しいと願い出ます。
段平の提案した特別ルールは、理解しがたいものでした。通常は1ラウンド3回ダウンしたら負けですが、これを変更して何度ダウンしても10カウント前に立ち上がれば試合を続行できることにしてくれと言うのです。
ジョーと力石の実力差はあきらかです。こんなルールを採用してもジョーが何度もダウンしてしまうだけなのでは。
首をかしげる一同。しかし力石は、ダウン無制限ルールを飲むと言います。段平はジョーがこの俺を何度もダウンさせることができると思っているのだろう、とタカをくくっていたのです。力石の了解を得て、この奇妙なルールは認められることになりました。
こうして宿命のライバル・力石との対決のゴングが鳴り響きます。
また、第一シリーズは放映中にちばてつや氏が病気で連載を休載したこと、また遅筆であったこともあり、ストーリーが原作に追いついてしまいました。そのため、矢吹丈VSカーロス・リベラ戦をもって、一旦終了してしまいます。
第一シリーズ終了から9年後、『ジョー』が帰ってきた
第一シリーズのリアルタイム放送が終了したから約9年後、いよいよ待ちに待った第二シリーズが始まりました!!
ストーリーは力石との対戦後から始まり、カーロス戦までは事実上のリメイクとなっています。
また、原作にないオリジナルストーリーがふんだんに盛り込まれ、漫画には登場することのなかった須賀清の出番も多いです。
原作が完結し、第一シリーズが終了して何年も経ってから制作されているため、細部が整理され、矛盾点もクリアになっており、登場人物の心理描写も丁寧に描かれています。
特に終盤の世界バンタム級1位のレオン・スマイリーとのマッチメイクや、WBA王者カロルド・ゴメスとWBC王者ホセによる王座統一戦などは、よりリアルにプロボクシングの世界が描かれており、初めて『あしたのジョー』を観た人も、昔からのファンも、どちらも楽しめる作品となって帰ってきました。
『あしたのジョー展』が4月開催!
また、今年は『あしたのジョー』が連載されてからの50周年のメモリアルです!!
4月から東京ソラマチで開催される『あしたのジョー展』。昔からの大ファンであった自分にとっては、行かないわけにはいかない展示会が開催されます!!