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The Rolling Stonesの物語②~2人そろえば最強のギタリスト~

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皆さん、こんにちは!店舗管理部の花岡です!春がやってきましたね~!
うちの近所でも桜が咲いて、この時期特有の少し暖かい空気の匂い、ウキウキする雰囲気が漂ってきました。
さてさて、今月は前回からの続き物、ストーンズについてです。
【The Rolling Stonesの物語②~2人そろえば最強のギタリスト~】と題し、ストーンズの中でもキースリチャーズ、ミックテイラー、そしてロンウッドについて書いていこうと思います。

●黄金期【第二期ストーンズ】

前回のブログに書き、途中にしてしまっていた黄金期のストーンズ。ブライアンジョーンズが逝き、その後釜となったミックテイラーは、すさまじいテクニックとブルースへの感性を持った天才ともいえるギタリストでした。

それまでのスチャスチャ感が抜けていなかったストーンズのサウンドは、ミックテイラーの弾くギブソンレスポールにより華添えられ、王道のロックンロールへと急成長し、ミックとキースの作った曲がスタジアム級のものへと変化していきました。

永遠の名盤「Exile On Main Street」がリリースされたのが1972年。後年、ミックジャガーがストーンズ史においてこの頃のライブが、サウンド的にもっとも充実していたと認めるほど、勢いに乗っていた時期です。

この勢いがいい状態で記録されたのがライブドキュメント「Ladies&Gentlemen」。この映像では、前述のミックテイラーによる神懸かったツヤとセンスにあふれたリードギター、そしてその土台を作るキースの変則自在でありつつも安定したリズムギターを聴くことができます。ミックもライブ後半になると歌声が物凄くノッてきてます。

そして、聴衆。

聴衆のものすごい歓声(笑)
耳をつんざくのではないかというほどのすさまじい歓声です(笑)

最近のストーンズしか知らない人たちは絶対にびっくりします。若さ、勢い、自信、気迫、頂点、、、こういった言葉達が、この頃のストーンズにはまさに似合います。

この中の最もオススメの一曲、迷います。。。
今回もキワモノでいきます。

先ほどミックテイラーのリードと書きましたが、リズムに徹している「Bitch」。このリズムもまたツヤッツヤで好きなんです(笑)。もちろんキースの単音ゴリ押しのリードも(笑)

●天才ギタリストの脱退、そして盟友との出会い

「Ladies & Gentlemen」は1972年~1973年に行われたライブでしたが、それからすぐの1974年、突如ミックテイラーはストーンズからの脱退を発表します。理由は彼の音楽的理由からでした。

ストーンズとしては破竹の勢い、向かうところ敵無しの状態でしたが、ミックテイラーはまだこの頃25歳。自分を試してみたい、そしてもっとブルースを追及したいという欲求が出てきたのだと思います。

ストーンズは確かにすごいです。ロックンロールバンドとして今も王者。その片鱗がすでに40年以上前から出ていました。ただ、ストーンズにいてはミックテイラーは「ストーンズのミックテイラー」でしかなく、真に求めるものを追うことができない、という理由だったのでは?と思います。

この脱退に一番反対したのは、キースでした。猛反対だったようです。ブライアンの頃とは違う2人のギタリストによる絡み合い、花形であるギタリストが並び立ち、片方が本物の天才。それに伴い自分のギターの広がりも今までにないものを感じていたようです。

結局ミックテイラーは脱退を決め、ストーンズは(特にキースは不完全燃焼のまま)別のギタリストを探すこととなりました。

そこで大規模なオーディションが1975年に開かれます。その中には錚々たるメンバーが参加したようですが、ここに現れたのがロンウッド(愛称:ロニー)です。

ロニーは元々、フェイセズの一員としてすでに有名なギタリストでした。

ロッドスチュアートの率いるフェイセズに参加しながら、たまにストーンズのサポートアクトも務めていたため、ストーンズメンバーとの交友もあったようです。こうした経緯もあってストーンズ全員の満場一致。ロニーがストーンズに加入することとなりました。

正直、個人のギターの腕で言ったら、私はミックテイラーの方がすごいと思いますし、プレイも彼の方が好きです。でも、、、

ロニーとキース、2人が一緒にギターを弾いているところを見て、音を聴いたら。。。一番好きなストーンズはやっぱりロニーがいるストーンズです。

ロニーの何が良いって、キースと並び立ってしっくりくるところです(笑)

これって結構重要なんです。

ミックテイラーとの王者感も、もちろん大好きですが、ロニーが入ってからのストーンズは、よりR&Bのサウンドに近くなっていきます。

またスチャスチャ感もありながら、リズムとグルーブのうねりに聴衆を巻き込んでいく。そして、ロニーもキースもそこまでギターはうまくないからこそ、お互いがお互いを補い合うギター。これがいいんですよねぇ。。

キースも言ってました。

「あ?ロニーと俺、どっちがギターがうまいかだって?そんなことはどうだっていい。ただ、2人揃えば、最強だ」

ナイスアクトは1978年、「Live in Texas」から「Just My Imagination」。ロニーがストーンズにすっかりなじみ、キースとの掛け合い、さらにミックとのギターの掛け合いもあります!

それに一つのマイクで歌うのって良いですよね~~!かっこいいなぁ。

●低迷期、倦怠期、混乱期を乗り越えて

1980年代~1990年代中盤、正直、この期間はそこまで詳しくはないです。なぜなら、ビルワイマン(Ba)の脱退、キースとミックが不仲になりダラダラとやりあっていた、全員が薬物に侵されてあまりパッとしない、長い休息に入った。。。

この時期はむしろ、キースのソロでの商業的成功、そして個人個人のソロへの取り組み。これが、むしろ良かったのではないかと個人的に思っています。恐らくキースはストーンズをやりたくてやりたくてたまらなかったと思います。

それなのに、最近うまくいかないからと言って、勝手にソロ活動を始めたミックに腹が立ったんだと思います。

それを踏まえ、キース自身がソロで成功をすることで、バンドメンバー全員の心の整理がつき、改めてローリングストーンズとして活動を行う意欲に繋がっていったのではないかと個人的に思っています。

この低迷期、倦怠期、混乱期は、約10~20年ほど続きますが、本当の意味で抜け出したのは、2000年代に入ってからではないでしょうか。

2002年、伝説のベストアルバム、「フォーティーリックス」が発売されます。私が初めて買ったストーンズのCDです。

20年、30年記念の際は、バンドがパッとしていなかったからか、そこまで注目されていませんでしたが、この40年記念盤、フォーティーリックスは、それぞれのメンバーがある程度年をとってから発売されたものです。(40周年記念ですから当たり前ですが。。。)

自分達の行動が周りの人間に精神的にも経済的にも強く影響する、そういうことを認識し始め、最早ストーンズが自分達のものだけではないということに、改めて気づいたんだと思います。

これが今、2018年現在のローリングストーンズへのスタートラインだったのではないかと思います。

ミックはビジネスマンとしてストーンズを切り盛りし、キースが精神的支柱としてストーンズを支える。そういう今の形が出来上がった頃です。

●まとめ ~晩熟期

2006年、キースが木登りをしている際、木から落下してしまい、頭蓋骨を骨折するというニュースが世界を駆け巡りました。

キースは何度もこのような状況に陥りましたが、無事復活するというのを何度も何度も見せてくれました。他のロックスターなら恐らく死んでしまっているということを何度も経験し、そのたびに常識を覆す姿を見せてくれて、未だにロックンロールを鳴らしてくれています。これがひとえにロックの神に愛されている証拠だと思います。

これをいつまで見せてくれるのか。2018年現在、キース74歳、頼むからもう一回くらい日本に来てほしい!!!できたら、フジロックで見たいです。

これほどに長い間、人々に愛され、ロックの神にも愛され、ロックを体現し続ける。果たして、これを仕事でどう体現していけるのか。非常に難しいところではありますが、そのことだけを考え、そのために生き、それを体現していく。それが一つの道を本当に極めるということなのかと思います。

キースの生き方をそのまま真似ることはもちろんできませんが、向き合い方、考え方は活きてくると思います。

ギター、ロックだけではなく、自身の道を歩み続け、二カッと笑う彼の姿を見習い、仕事に向かえたらと思う今日この頃であります。

では、今回はこのくらいにして。

お花見の時期ですので、お酒は飲み過ぎないようにお過ごし下さい。
また来月お会いしましょう~!
では~~~~~~~~~~~~~!!!!!!

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