こんにちは。店舗管理部の飯豊です。
この春は、約200種3万本の儚げで可憐な桜が山を埋め尽くしているはずの奈良の吉野に行ってきましたが。。。ほぼ咲き終わって、桜の花は散っていました(泣)
日本一の桜の名所として知られる奈良県・吉野山とは?
吉野山の桜は蔵王権現の「ご神木」として、1300年も前から手厚く保護され信仰の対象となってきた歴史があり、桜木の一枝を折る者は指一本を切るといわれるほどの、厳しい信仰が厳守されていたらしいです。
山には桜が数多く集まるところがあり、いずれも「一目千本」と呼ばれています。
山下の北から山上の南へと順に「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」という桜スポットがあり、世界に類を見ない規模である約三万本の桜が、尾根から尾根へ、谷から谷へ、山を埋め尽くすほどに咲き誇っているということで、ワクワク楽しみに奈良へ出かけました。
吉野山は、大峰山を経て熊野三山へ続く山岳霊場・修行道大峯奥駈道の北端にあたる、緑豊かな山です。
バス路線が奥千本口まであり、簡単に山の上まで行けるのですが、今回は歩いて吉野山を楽しんでみようと考えていました。
吉野山お花見ハイキングコース
東熊野街道の「西河」バス停から出発して、蜻蛉の滝⇒青根ヶ峰⇒西行庵・奥千本⇒上千本⇒中千本⇒下千本⇒金峯山寺⇒近鉄吉野駅へ。
距離は約16km、登りの累積標高835m。
最高点の標高は吉野山最南端の青根ヶ峰858m。
普段、山を歩いていない人にとっても、苦にならない程度の楽ちんハイキングコースです。
一目千本の桜は?
奈良市の開花情報を確認して、吉野山に来てみたのに、桜の花はほとんど散っていて、ほぼ葉桜。
一目千本の桜はあるようですが、花が咲いていないので、緑が多く、どれが桜かはわからない。。。正直言って大失敗でした!
山上の「奥千本」でも花が残る桜は数本しかありません。標高が下がるほど、花は少なくなっていきますが、咲いているのは、遅咲き種の八重桜や戸開け桜かな。。。
賞味期限わずか10分の「葛もち」「葛切り」
吉野と言えば「吉野葛」。吉野の最高級本葛で、葛本来の味を楽しめる「葛屋 中井春風堂」へ。金峯山寺(きんぷせんじ)の前にある名店です。
ここでの狙いは、賞味期限わずか10分の世界を楽しむ、「葛もち」と「葛切り」です。
冷たく冷えているのではなく、ほんのりと温かい「葛もち」と「葛切り」は、透明感のある仄かな味わいが絶品でした!