みなさん、こんにちは!錦糸町エリア担当まっつーです_(._.)_
今回も前回、前々回に引き続き、仮想通貨について”今さら聞けない”的な内容をご説明していきます。
仮想通貨という存在を世に知らしめた大事件
『マウントゴックス事件』と聞くと、仮想通貨を全く知らない人でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
2014年2月下旬、直近の取引価格で約470億円相当という巨額のお金が盗まれたということで、「ビットコイン」、「仮想通貨」という言葉は突如、ニュースの見出しに躍り出ることになりました。
お金を盗まれてしまったのは、“Mt.Gox(マウントゴックス)”というビットコインの取引所で、結果としてその会社は東京地方裁判所に民事再生の手続きを開始、そして経営破綻してしまいました。
真相については様々な憶測が飛び交っていますが、マルク・カルプレス元社長は私電磁的記録不正作出・同供容疑で逮捕され、2017年7月11日に初公判が東京地方裁判所で開かれました。
しかし、この事件でビットコインを失ったユーザーに対する補償は現在もなお行われておりません。
ビットコインの取引所はFX会社のようなもの
金額的に大きかったため、そのインパクトで注目を集めましたが、ビットコインのネットワーク自体が破綻したわけではなく、あくまでマウントゴックスという会社が経営破綻したのです。
取引所というのは、ドルや円などとビットコインを交換する市場です。ビットコインを売りたい顧客の注文と、ビットコインを買いたい顧客の注文をシステムでマッチングさせています。要するに、ビットコイン為替のトレードです。そのためのトレード口座を提供する会社がマウントゴックス社です。
FXをやったことがある人はお分かりになると思いますが、口座を作成すると自分のトレードページが出来て、お金をいったんそのFX会社に送金すると、そのページに日本円がクレジットされます。
同じ仕組みで、マウントゴックス社に送金すると、自分のページでお金が増える。それを使ってビットコインを売買する。そういうトレードを行います。ビットコインの為替相場は値動きが激しいので、上手くやると大きく利益を上げる可能性もあれば、逆に損をする可能性もあります。
ビットコインのネットワークは今も正常に稼働中
この騒動は、相場で損をした人たちが怒っていたのではなく、マウントゴックス社がハッキングされたことにより、預けていたドル、円やビットコインが失われてしまったことに対して、口座を持っていた人たちが憤っていたのです。これはマウントゴックス社の不備であって、ビットコインのネットワーク自体に問題はありません。
当時と同様に今でもビットコインは送金できますし、ネットワークは正常に稼働しています。米ドル、ユーロ、人民元をはじめ世界各所の取引所で取り引きが盛んに行われています。
ということで、株式や為替取引と同じ性質のリスク、つまりギャンブル性はあるものの、「仮想通貨は危ない、手を出すべきではない」と一概に言うべきではないでしょう。(それでも株式投資よりはリスク大です・・・汗)