みなさん、こんにちは!錦糸町エリア担当まっつーです_(._.)_
今回も前回に引き続き、仮想通貨のシステム上で技術的な中核を担う“ブロックチェーン”について、ご説明していきます。
ブロックチェーンの本格化、実用はいつ始まるのか?
ブロックチェーンの登場は、「大型コンピュータからパーソナルコンピュータへの変革」、「電話からインターネットへの変革」に続く、「ITにおける第3の革命」とされています。
もっとも、飛行機やインターネットが発明された当初がそうだったように、あまりにも革新的な発明は最初は社会的に受け入れられず、まやかしだと言われるものです。仮想通貨に対する評価も、いまだにそうした段階にあると言えるかもしれません。
インターネットの普及を振り返ると、多くの人が一般的に使うようになるまでに、導入から10年以上の歳月がかかりました。
そうなった大きな理由は、電話回線からインターネット回線へと通信回線を変える必要があったからです。
しかし現在はすでに通信インフラが整っているため、インターネットの普及よりもっと短時間で実用化されるだろうと言われています。
証券取引や保険・・・金融業界に革命が起こる未来
金融業はもともと、広義の情報産業のひとつです。したがって、ブロックチェーン技術のような新しい情報技術によって、大きな変化が生じるのは当然のことです。
これまで金融業に大きな技術的な変化が生じなかったのは、金融業が強く規制された産業であり、参入規制が厳しかったからです。このため、新しい技術を導入して業務を効率化するメリットがさほどなかったからと考えられます。
金融業で行われている業務の多くは、「いつ、どこからどこへ、どれだけのお金が送られたのか」というように、主に情報の仲介です。
これがブロックチェーンで代替されれば、コストが低下します。これによって金融業の姿は大きく変わるだろうとされています。
システムの実証実験はもうすでに始まっている
現に、ナスダックでは「Nasdaq Linq」という未公開株取引システムの実証実験を行い、成功しています。ニューヨーク証券取引所やVisaなども同様の実験に取り組んでいます。
近い将来、金融取引に関わる多くの人によって行われていた業務が、自動化される可能性があるということです。
例えば、証券取引は人為的な業務を介さず、即時に自動で決済が出来るようになったり、保険の分野では、損失額を測定してから保険金を支払うのではなく、特定の事象が起きた際に即時に保険金がおりるシステムが可能になります。
よって、今まで規制が厳しかった金融業界においても、ブロックチェーン技術によって、新しいシステムやサービスを確立する企業が出てくる可能性があります。