こんにちは。店舗管理部の飯豊です。
今回は島旅!日本の数多ある島々の中でも、上陸が最も難しいとも言われる離島『青ヶ島』の自然の中で2泊3日を過ごす「贅沢なひととき」を満喫してきました。
上陸最難関!絶海の孤島『青ヶ島』とは?
絶海の孤島『青ヶ島』は、海外からも注目されることで人気が高まっているようです。
米の環境保護NGOで「死ぬまでに見るべき絶景(※1)」に日本で唯一選ばれ、スミソニアン博物館のWebサイトで「活火山内に眠る日本の街(※2)」として紹介され、とてもとてもとても気になっていた東京都内の『青ヶ島』。
そんな『青ヶ島』とは、
- 東京から南へ約360km、宮崎県とほぼ同じ緯度に位置する面積5.96km²・周囲9.4kmの伊豆諸島の島
- 世界的に珍しい二重カルデラ
- 人口は約160人。日本一人口が少ない村
- 島内の移動は、徒歩か自動車(レンタカー)。タクシー、バスはありません
- 人の手でつくられる焼酎「あおちゅう」が有名
- 「星空のコロシアム」と言われるほどに、ひときわ美しい満天の星空
- かつては女人禁制の島で「男ヶ島」と呼ばれていた(『徐福伝説』による)
※1. 米のONE GREEN PLANETが2014/10/30に発表した「13 Amazing Natural Wonders You Should See Before You Die(死ぬまでにみるべき世界の絶景13)」
※2. 米のスミソニアン博物館のWebサイトで、2016/07/05に掲載された「The Sleepy Japanese Town Built Inside an Active Volcano (活火山内に眠る日本の街)」
上陸困難な『青ヶ島』への行き方
公共交通機関での行き方は、「船」「飛行機」「ヘリコプター」がありますが、すべて八丈島経由です。
「船」「飛行機」「ヘリコプター」があるなら楽そうだな~、と思ったら大きな間違い。富士山や剱岳への登頂より、『青ヶ島』への上陸のほうが難しい。
船は欠航が多く上陸確率は50%前後。海が荒れる冬場の就航率はさらに低くなるらしい。飛行機とヘリコプターでの上陸確率は80%~90%だと思ったほうが良さそうです。荒天や暴風時のほか、霧が出ても飛ばないようです。しかもヘリコプターは、3~4週間前の予約でも席の確保が困難かもしれません。
運良く上陸を果たせたとしても、いつ帰れるかは定かではありません。。。
- 船での行き方
「竹芝」→(橘丸・10時間20分)→「八丈島」→(あおがしま丸・2時間30分)→「青ヶ島」 - 飛行機とヘリコプターでの行き方
「羽田」→(ANA・55分)→「八丈島」→(ヘリ・20分)→「青ヶ島」
※詳しくは、東京都八丈支庁の「八丈島・青ヶ島へのアクセス」ページを参照すると良いです。
『青ヶ島』の主な観光スポット
- 大凸部(おおとんぶ)
標高423m。折りたたみ椅子を持参して展望台で昼寝しました。 - 尾山展望公園
ぐるりと360°を見渡せる大展望。太平洋の大海原が圧巻。 - 丸山遊歩道
二重式複式火山(カルデラ)の内輪山の丸山。尾根道が遊歩道になっていて、ゆっくり景色を見ながら歩いても20分前後で一周できます。 - ひんぎゃ・地熱釜
池之沢地区では島言葉で「ひんぎゃ」と呼ばれる水蒸気の噴出する穴が無数に見られ、「地熱釜」では、卵、じゃがいも、さつまいも、くさや、プリン、ご飯などの蒸し調理ができます。 - 東大所神社
祟り神を祀る神社。 - 三宝港
海の玄関口。堤防からの釣りや海水浴、シュノーケリングも楽もうと思えば楽しめるでしょう。 - オオタニワタリ群生地
南方系のシダの一種で、芽吹きの季節は3月から5月らしいです。 - 星空鑑賞
今回の旅で一番お楽しみは星の箱船『青ヶ島』での星空鑑賞でしたが、1夜目は曇り、2夜目は暴風雨で、星は一つも見えず・・・そのため、星空の写真はありません。。。
『青ヶ島』まとめ
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- 日本一人口の少ない村
- 青ヶ島に番地はない。郵便は東京都青ヶ島村・氏名のみ
- 小さい島なので、島を巡るだけなら1泊2日でも十分(でも予定通りに帰れないかも)
- キャンプ場はあるが、飲料水がないので、水を運ぶのが大変。ちなみにキャンプ泊の方にはレンタカーを貸さないらしいので(半日ならいいかも?)、水は役場から歩いて運ぶ
- いわゆるビーチはない。断崖絶壁は、コンクリートで固められたワイヤーフレーム崖
- 温泉はないが「地熱」を利用した天然サウナはある。島には診療所(おじゃれセンター内)もあり
- 島に上陸するにも、帰るにも、乗り物が動くかどうかのドキドキ感が常にある
- 星空はとてもとても綺麗(らしい)
- 交差点に信号機が1つだけある(子供への交通教育のためらしい)
- 動物はイタチ、ネコ、ネズミがいる
- 商店(飲み物・食べ物など)は1軒だけ。居酒屋は2軒。カフェなどはない
- みやげは手作り焼酎の「青酎(あおちゅう)」が人気らしい。酒造で18時から試飲会やってます
- 急な坂道が多いので、歩き慣れていない方はレンタカー(4000円~/日)を借りるのが良い
- NAVERまとめ:海外の孤島より美しい!日本一美しい離島「青ヶ島」
旅を締めは、帰途の八丈島で『絶景温泉』
東京都の露天温泉は超絶景!
青ヶ島から八丈島にヘリで移動してから、温泉に立ち寄りました(青ヶ島には温泉はありません)。
八丈島の温泉は三原山南麓に集中していますが、その中でも最も人気なのが海を見下ろす末吉温泉の「みはらしの湯」。
太平洋の大海原を遮るものは何もありません。夜であれば星空を楽しむこともできます。昼でも夜でも息を呑む絶景を楽しめる温泉です。
以上、『青ヶ島』の旅でした。