モノからコトへと変化する時代
巷ではバブル景気を超えて、戦後最長と言われるアベノミクスが進行中ですが、皆さんの身の回りでは何か実感はありますか?
そう問われても、バブル景気を経験していない世代がミドル層となっていますから、なんとなく遠い過去の話で、実感のない方が大半かもしれませんね。
そういう私はミドル層からヤングシニア層へ進化・・・いえ老化?進行中でございます。
バブル景気を経験されていない方は、広末涼子さん主演映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』を一度ご覧になると、笑いながら実感できると思います。こちらも2007年公開ですから、さらに現在とのギャップを感じるかもしれませんね。
さて、あまり一般庶民には実感が少ないとも言われる経済成長の背景には、『モノからコトへ』消費スタイルの変化が背景にあると言われています。
80年代のステータスシンボル
例えばクルマの話題で言えば、私は若い頃からアメリカ製乗用車(通称“アメ車”)好きですが、最近でも1980~90年代のコルベットやトランザムといった大排気量エンジン搭載の2シーター(定員2名)のようなタイプに乗っています。
ハイオクガソリン仕様で燃費もリッター5km以下ですから、今どきのエコカーとは対極です。経済性なんてあったものではなく、とにかく見た目のカッコ良さと、乗ってアクセルを踏んだ時の加速の気持ち良さ!一度味わってしまうとなかなか手放せません。
こんな趣味性の高いクルマは、自分1人で運転するのも楽しいのですが、助手席に綺麗な女性を乗せてドライブするのが、いわばステータスシンボルです。
若い頃はそんな憧れの生活をするため、一生懸命に汗をかいて働き、時には涙を流しながらも、夢中に楽しい時間を過ごしてきました。
ところが近頃の若者はマイカーなんて所有せず、彼女とのドライブでもレンタカーやカーシェアリングで済ませてしまうそうですね。オジさん世代からすると「わ」ナンバーでデートなんて、友達から馬鹿にされてましたからね・・・
『サブスクリプション』と呼ばれるビジネスモデル
そして、最近では本日の話題となる『サブスクリプション』と呼ばれるサービスが始まっていますね。
例えばトヨタさんには『KINTO(キント)』というサブスクリプションサービスがあります。これは頭金不要の3年間定額制、取得費用や維持費、保険料もコミコミで新車に乗れるサービスです。3年後の乗換時にも、次の新車モデルを選ぶだけで、続けて利用できるようです。
さらに、『KINTO SELECT』というレクサスさん専用のサービスでは、3年間のうちで半年ごとに乗り換えられ、計6車種に乗車できるプランになっていますね。
・・・つづく