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【楽しい時も悲しい時も一緒だった】10年連れ添った愛車との別れ、その顛末は?

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ともに人生を歩んできた相棒

大学生の頃、当時バンドをやっており、機材やメンバーを運搬するために必要だと思い立ち買った8人乗りの車・・・

決してかっこいい車でも、みんなが憧れるような車でもありませんが、当時の思い出がつまった大切な車です。

購入後はもちろんバンドのツアーや、友達との旅行、彼女とのドライブ、カーセッ・・・と、まぁいろんな経験を一緒に積んできました。

1人で思い立ち、真冬の金沢までドライブしたことも。そして容赦なく吹雪く極寒の地で宿が見つからず、新聞紙を巻いて車中泊をしたこともありました。

さらに愛車とのエピソードを語るうえで欠かせないのが、結婚生活(現在は離婚)。ここでもとても僕を助けてくれました。

家の中に居場所がなくなった時、何も言わずにそっとドアを開け(自動スライドドア)、暖かく僕を迎え入れ(車内エアコン)、子守唄(カーオーディオ)を聴かせてくれました。

家の中以上に快適で、家の中以上に安らぎを与えてくれたことは、感謝してもしつくせません。

今の生活における車の必要性

これまでは住んでいた場所が実家だったり、東京都ではなかったこともあり、近隣の駐車場に保管し、常に寄り添ってきました。

が、しかし当グループに入り五反田で働くにあたり都心に移住。もちろん近隣の駐車場も探しましたが・・・たっ・・・高ひっ・・・!!!やむなく実家の駐車場へと緊急避難を余儀なくされるのでした。

そうこうしているうちに2か月ほどがたち、あらためて彼女(車)との関係を見つめ直すことになりました。

この仕事を始めてからというもの、それまでの生活に比べて車に乗る機会はめっきり減りました。都心住まいになったこともあり、必要なものはすべて徒歩圏内。

さらに仕事をする上で「careco」というカーシェアリングサービスにも出会い、必要な時に手軽に車をレンタルすることができるのを知りました。

もちろん自分の車のようにタバコを吸ったり、好きな芳香剤を置くことはできませんが、必要な時、必要な分だけ、さらにすぐに使えるという点では、とても便利なサービスです。

正直、とても悩みました。が、今の生活における車の必要性と、維持するために必要な工数を考え、愛車との別れを決意しました。

自分の車が社用車として役立つなら

この愛車をどう処分すべきか。そこで思いついたのが、社用車として、会社に買い取ってもらうことでした。

最近は出張や、タレントさんの自宅送迎が多くなり、社内で働くドライバーさんの数も増えましたが、社用車は1台。

先述した「careco」を利用し、なんとか送迎業務をまかなっている状態でした。そんな中、もし自分の車を社用車として役立ててくれるなら、こんなに嬉しいことはないと思いました。

そこでその旨を店長に相談。正直、保険の変更や駐車場の確保など、面倒な手続きはとても多いです。さらに走行距離も11万キロを超えていたので、決して新しい車ではありません。

それでも店長は前向きに相談に乗ってくれました。現在はまだ完全に譲渡が成立したわけではありませんが、それでも自分が送迎業務をする際には、自分の車を使ってよいとの許可をいただき、愛車とともにタレントさんを送り届けています。

自分だけのものではなくなりましたが、知らない人の手にわたるわけでもなく、また今生の別れでもなく、元気に走り回る姿をいつまでも側で見守ることができています。

愛車を引き取ってもらったお店に、感謝している今日この頃です。

女性スタッフ
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