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【AIがもたらす未来の姿⑤】次代の経営者が考える新しい企業のモチベーション

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みなさん、こんにちは!まっつーです_(._.)_
今回も引き続き、私たちの未来の経済活動について書いていきます。
以前の記事はコチラから!

経営者のモチベーション

お金が不要な時代になっても、経営者はモチベーションを失うことはないかもしれません。

企業というものにとって、利潤を追求することは確かに重要なインセンティブですが、そもそも会社を作った人が目指すものは、その多くが自分の作る製品やサービスで世の中を良くしたいとか、人の役に立ちたいということです。

トヨタが、大幅な赤字を覚悟で初代のプリウスを開発・販売したのは、いつかこれで大儲けができると考えたわけではなく、これからの世の中に必要な車を作りたいという思いからでしょう。

マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツにしても、その欲求の向く先は世界一の大富豪ではなく、みんなが手軽に使えるコンピュータの開発だったと言われています。

そうした欲求を持つ経営者であれば、儲けがなくても十分に会社の経営を楽しめることでしょう。

経営×AI

経営者がAIとどのように付き合っていくのか、これは非常に興味深いことです。

経営者の中には、占いや宗教に頼る人も意外に多いみたいです。自分の夢と従業員、あるいはその家族の生活が、自分ひとりの判断にかかってくるわけですから、よほどの自信家であっても、そのプレッシャーやストレスは相当なものでしょう。誰かに判断の指針を求める気持ちもわかるような気がします。

そんな経営者たちに、過去の成功例や市場の声を分析して、経営に対するアドバイスをしてくれるAIは、一見頼りがいのある相談相手になってくれるようにも思えます。

しかし、優秀な経営者であればあるほど、実はAIと意見が合わないのではないかと私は思います。

例えば自動車会社の社長が、自分の会社は今どんな車の開発に注力すべきかとAIに問えば、「自動運転の安全性を高めた環境に優しい車で、そこに走る楽しさや快適性をバランスよく入れた車を作るべきだ」と提言してくるかもしれません。

こうした提言に経営者たちは、半分は納得しつつも、半分は反発するのではないでしょうか。

「社会のニーズとして、確かにそんな車が求められているかもしれないが、それだけではどこかつまらない、自分の会社でやる意味はない」などと考え、モヤモヤしてしまうのではと思います。

時にはバランスの悪い人間的発想も必要

会社の経営には、ある種、人間臭いバランスの悪さも必要です。

1990年代に利益を度外視して、当時の世の中から求められていなかったプリウスを開発したトヨタ、それまで企業や組織の中でビジネスツールとして使われていたコンピュータを、家庭に普及させたマイクロソフト。

いずれも、過去の事例だけを参考にして提言してくるAIには思いつかない経営戦略でしょう。

とはいえ、AIは情報の分析と記憶、論理的な判断も得意ですから、経営者の良きアドバイザーとなり、新しい発想をもたらしてくれるきっかけにはなるかもしれません。

ということで、今回はこのへんで!

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