チェーン店にはない居心地の良さが魅力
今の時代、カフェとかコーヒーショップとかが主流となっていますが、自分らの若い時代は基本、喫茶店で個人経営のお店が当たり前に多かったです。自分が住んでいた地域にも、必ず1~2件はありました。
今はほとんどがチェーン店で、パンやサンドウィッチは、工場で作られて配送されるスタイルが多くなっていますが、昔の喫茶店は、ほぼすべてがその場で手作りといった感じ。正直、普通の料理屋さんと変わりませんでした。
また、昔の喫茶店店主は、ホテルのレストランで働いてたとか、料理好きで日本中を食べ歩きしてたとか、そういう経歴を持つ人がたくさんいました。だから美味しいですし、メニューも豊富でした。
でも、自分が一番良かったと思うのは「落ち着く」という点です。もちろんガヤガヤしているところもありましたが、自分の行くところはほとんどが静かで落ち着くところでした。
モーニングにしても、ランチにしても、食後にコーヒーでも飲みながら本を読んだり、下手をすれば寝てしまったり、なんてこともあるぐらい落ち着いた場所でした。
今は漫画喫茶とかネット喫茶というのも当たり前になりましたが、当時はそういったお店がなく、普通の喫茶店だけど、漫画等をたくさんの置いてるお店もありました。
多分、店主の趣味とか、お客さんから要望があったのだと思いますが、自分の記憶の中では結構どこも漫画や雑誌を置いていたイメージです。
忘れられない懐かしい味
だんだん数が減ってきた喫茶店ですが、自分が昔よく行っていたお店が、まだ現役であったことを知って驚きました。
ほとんどが駅前とか商店街など、人の集まる場所で需要があるから維持できているのでしょうけれど、それでも今の時代、すごいことだと思います。
20代後半に住んでい田端に、休みの日によく行った『テラス』という喫茶店があるんですが、そこのモーニングの厚切りトーストは絶品でした。
また、ワンプレートの日替わりランチですが、スパゲッティ・サンドイッチ・チーズトースト・スープ・デザートで¥800でした!もちろんドリンク付きです。
パン好きの自分は、下手をすれば朝と昼、ダブルで行くこともありました。それくらいパンが美味しいです。
あと近くに商店街があって、そこのパチンコ屋近くにも昔ながらの喫茶店がありました。『たうん』というお店で、やはりパンの種類が多く、美味しいお店でした。パチンコ屋が始まる前や、休憩時によく通ってました。
10年前から変わらない昔ながらの喫茶店
住んでいたところ以外でよく行っていたのは、上野の『王城 (オウジョウ)』や『マドンナ』というお店。
軽食というには立派すぎる昔ながらの洋食が食べられます。こちらはマッサージの予約時間待ちで、今もたまに行っています。
昔ながらの喫茶店を思い返してみると、なぜか思い出してしまうのが巣鴨の『伯爵』というお店です。こちらはチェーン店なのか、同じ名前のお店をよそでも見かけたような気がします。ここではミックスサンドをよく食べてました。
普段、巣鴨にはほとんど行く用がないんですが、もしかしたら、あやしいお店に行った時に寄ったのかもしれませんね。
こういう喫茶店に行ったことがないというみなさん、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?何気に落ち着きますよ。