声をかけるべきか、かけずに見送るべきか・・・
西川口を歩いていると、恐らく(というか十中八九)同業者であろう女性をよく見かけます。
中には、やっぱり自分の好みのルックスの女性なんかもいたりして、「このコはどこのお店の人なんだろう」なんて気になったりもします。
しかしながら、道端でばったり遭遇してしまったり、変に引き抜きや何かと勘違いされても面倒そうだな・・・と自分を誤魔化しつつ、本音はナンパをする勇気が無いだけで、声をかけられない日々を過ごしています。
女性に声をかけられない私でも幸せに働いているのは、きっと当グループの業務内容が適切に細分化・分担されているからなのでしょうね。
ヘタレな自分の性格から、分業の素晴らしさに気付く森山です。
会社を作るものは人間。やっぱり人間関係って重要
何を当たり前のことを・・・と思われるかもしれませんが、小規模でも大規模でも、「会社」を構成するのは一人ひとりの人間です。
今から100年近く前、アメリカで「ホーソン実験」という試みが行われました。ホーソンといっても、アメリカ文学の方じゃないです。
さて、このホーソン実験、内容は何かと言うと、平たく言えば工場内の照明や温度・湿度などを変えると、労働者の生産性や作業効率は変わるか? というもの。
得られた結果はなんと!
細かい話は端折りますが、当初、実験の目的とされた照明や温度は労働者個々の作業効率などにはあまり影響せず、むしろ、その場の「人間関係」や「目的意識」的な部分が作業効率に影響するということがわかったのです・・・!(確かそんな内容だったはず。私の記憶違いだったら申し訳ありません)
単なる上司、部下、同僚などの明示化された関係性だけでない、人と人との関係性が仕事に大きく影響するという考え方のもと、この実験を機に「人間関係論」という研究の分野も出来ました(確かそうだったはず)。
考えてみると、確かにそうだなぁと思う所も多々あります。何処で仕事するかより、「誰と」「何のために」働くのか、そこに意味や意義を見出した方が、私自身もモチベーションに大きな差が生まれている気もします。
“風俗業”ってセレンディピティに溢れてます
さて、先に述べたホーソン実験。実験の結果得られたものは、当初の目的とはズレた部分からの発見でしたが、それでも大きな発見だったことは間違いありません。こういう、元々の目的を追う過程で得られた思いがけぬ発見のことを「セレンディピティ」と呼びます。
私がこの言葉と出会ったのは、私が所属していたゼミの指導教授が、何かの折に教えてくれたことがきっかけなのですが・・・正直、真面目に仕事をするまではあまり思い出すこともなかった言葉です。
しかしながら、このお店で働くようになってから、ふと気づいたのです。この風俗業にはセレンディピティが溢れているということに!
例えば、女性一人ひとりに出勤の予定や仕事の話をする時。また、お客様とお話していたり、アンケートを伺っている時。兎にも角にも、男女問わず“人間”に密着していく仕事ですもんで、まぁとにかく自分とは違う人生を生きてきた人々の経験や価値観に触れる機会が多いこと!
日々、何もかもから思いがけぬ知恵や視点を得ることが多いのです。色々な人に触れて、色々な経験を積みたいなと思っている今日この頃。一緒に“素敵な偶然”を探してくれる仲間を大募集中です!