フィンガーコンタクトとは
フィンガーコンタクトとは、元々存在しなかった言葉でNBA選手の間で、行なわれていた行為と言われています。
いつその行為が行われているのか?
それはシュートを決めた際に、その一連のプレイに関わった選手同士が“お前のパス最高だ!お前のおかげで点数が取れた!”とお互いを指さし感謝をシェアする意味で行われているのです。
「得点は 一人をハッピーにし、アシストは 二人をハッピーにする」
歴代の名プレイヤーである、マジックこと、マジック・ジョンソンが残した名言です。
マジックは、アシストが得意な選手であったので、アシストと、一人で得点を取ること(アイソレーションの1対1など)を比べて、このように言ったんだと思います。
彼が冒頭述べたように、試合でアシストが付くプレイには最低でも2名の選手が絡んできます。当然ですがワンマンでは点数を取る事は出来ません。チームメイトからのパスがあったからこそ得点が入ります。
いくら才能があっても、いくら背が高くても、いくら人一倍努力をしても、結局はいいパスが来なければシュートは入らないのです。
「今の得点は、自分だけの力で取ったんじゃない。お前のパスのおかげだ」
ということを伝えるためのフィンガーコンタクトです。
もちろんですが、得点を決めた選手はシュートを決めたので嬉しくなります。
しかし、それだけではなくパスを出した選手もシュートを決めた選手からフィンガーコンタクトをされる事で嬉しくなりますね!!!
パスをしてくれた選手だけではなく得点に絡んだ味方全てに感謝!
また選手は、2人だけでプレイしている訳ではありません。
- スペースを意識して動いている味方
- スクリーンをかけてくれた味方
・・・のおかげで、得点が入ります。なので、NBA選手は、パスをしてくれた選手だけではなくて、スクリーンをかけてくれた味方に対しても、感謝を示して、フィンガーコンタクトをしています。
世界的に有名な一流バスケットボールプレイヤーは、このようにチームメイトや観客への感謝の気持ちを伝えられるかどうかで、お互いの意識を高めあっているのだと思います。
全てが関わって、一つの得点が生まれます
どんな種目もそうですが、チームで行うスポーツは全て同じ事。お互いがお互いを認め合い、感動的なプレイが生まれて見ている観客にすら夢と感動を与えることができる。
プレイ中に行うフィンガーコンタクトには、そんな素晴らしい一面があるのです。
これは我々社会人にも同じ事が言えます。上司や部下、同僚、関連会社や業者様、誰も1人では会社を大きく出来ません。1人で大きな利益も生めません。
事は違えど人は1人では生きていくこともできません。常に誰かに支えられて生きているのです。