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コペルニクス的転回って何!?~フランクルに学ぶ人生との向き合い方~

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こんにちは、企画部のヨシヒコです。すっかり暑くなりましたね。元来汗っかきのため、日々ビッチャビチャで過ごしております。

①本との出会い

さてさて、今回も最近読んだ本の紹介をさせて頂きます!

書籍は『それでも人生にイエスと言う』。著者は『夜と霧』で有名なヴィクトール・フランクルです。

壁にぶちあたってしまった人や迷っている人、特に悩みもなく何の気なしに過ごしている人にも色々考えさせられる面白い本かと思います。
※ブログを書きながら情報集めで某アマゾンを見ていたのですが、ベストセラー1位になっていて驚きました。

出会いはたまたま見ていたNHKのドキュメンタリー番組で、出演者はボクシングの村田諒太選手。あの物議をかもした判定を受けた当事者ですね。(試合を見ていないのはここだけの話)

『村田諒太 再起への哲学 ~人生を変えた12ラウンド~』

観ていて非常に面白い番組でした。

番組の中でこちらの本について、具体的に仰っていたわけではないですが、途中に本が一式映された場面があり、その中にこちらの本があり興味を持ったのがきっかけです。

著者ヴィクトール・フランクルの名著『夜と霧』は既に読んだことがあり、感銘を受けた部分もありましたので、「へー、フランクルの本でこういうのもあるんだ。読んでみよう」と、某アマゾンで軽い気持ちで買ってしまいました。(電子書籍は、即配信⇒即読めてしまうのがうれしいですね)

②本の概要

フランクルの講演3つをまとめたのがこの本です。併せて3部構成になっていますが、根底の部分は『夜と霧』と大きく繋がっています。

ヴィクトール・フランクル

某アマゾンのレビューにも記載されてましたが、「夜と霧の解説書」という位置づけが確かにあっているような気もします。

各章ごとに読みごたえもあり、色々と考えさせれることも多かったですが、一番の見どころは3部のいずれでもなく最後に書かれている「解説」の部分です。

正直な話、3部構成を読み進めているうちは「買って失敗したかな・・・」と飽きがきていた部分もあったのですが、解説で一気に印象がひっくり返りました。

山田邦男という方が書かれているのですが、後で調べてみたらフランクルの著書の翻訳に幅広く携わっている学者さんのようで、「どうりで理解が深いわけだ・・・」と感銘を受けました。

③ざっくり(すぎる)説明

「ニーチェが提唱したニヒリズムを通り抜けて、新しい人間性へ到達する」というテーマが本書の根底にあります。

「人生から何を期待できるかではなく、人生から何を問われているか」

本書の言葉を借りれば、「コペルニクス的転回」で人生の意味を再定義し、自己中心の発想から抜け出すことが必要になります。

「コペルニクス的転回」の発想により、「生きるとは問われていること、答えること、自分自身の人生に責任をもつこと」と捉えられます。すなわち、「義務」であるといえます。

人生からの問いかけに対して、「今・ここ」でどう振る舞うか。活動範囲の大きさではなく、活動範囲の中で「いかに使命を全うしているか」・・・

長くなってしまいましたので、最後に心に残った言葉を記載して今回は終了とさせていただきます<(_ _)>

また次回お会いしましょう!

「生きる意味があるのか、と問うのは始めから間違っているのです。人生こそが問いをだし私たちに問いを提起しているからです。そもそも、苦難と死こそが人生を意味あるものにするのです。生きることはいつでも課せられた仕事なのです」

「あたかも二度目の人生を送っていて、一度目はちょうど今君がしようとしているようにすべて間違ったことをしたかのように生きよ」

「もし私がそれをしなければ、誰がそれをするだろうか。しかし、もし私が自分のためだけにそれをするなら、私は何であろうか。そして、私が今しなければいつするのだろうか」

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