こんにちは。店舗管理部の飯豊です。今回は休日の過ごし方について。
バイクでのロングツーリングで、登山で、源流釣行で。休みに都心を離れるときは概ねテント泊。また感覚的な刺激を欲しているときは、アートを楽しむなど、健康的な休日を満喫中。
なぜテント泊?
なぜテント泊か。
なんとなく自由な気分で快適だと感じることができるから。ホテルでも旅館でも山小屋でも、予約しないといけないことが多い。テントを持って出掛ければ、宿泊予定に縛られずに自由に行動できます。
宿を予約していたら宿に行かなくてはなりません。予定に振り回されて自由度が下がりますが、テントさえあれば、その時の気分で自由に過ごせます。
せっかくの休日は、テント泊だからこそできる思いがけない出逢いや発見、感動を満喫しながら、思いつきのアドリブ旅を楽しむ。
しかも、テント泊は、ほとんどお金がかかりません。場所によりますが、無料~千円くらい。
テント泊の夢中になる魅力
テント泊の魅力は、宿泊料がほとんどかからないだけではありません。
バイクツーリング中に、ふと立ち寄った湖の美しい景色に魅せられてしまったら、湖畔に泊まる。あるいは、長距離移動中に眠くなってきたら、道の駅など適当なところにテントを張って泊まる。
川を遡行しながら思わぬ釣りスポットを発見したら、寝場所を確保してから(沢ではビバーク適地を探すのが容易ではない)、ゆっくりと釣りを楽しむ。
雪山行では、そもそも冬は山小屋が閉まっていることがほとんどで、必然的に雪中テント泊。山小屋が開いている時期でも、テントの方が他人に気を遣わずに自然を満喫できて、ゆったりと自由にくつろぐことができます。
温泉も、歩かないと辿り着くことが出来ないような雲上の秘湯で贅沢な時間を過ごしてから、のんびりとテントで佇むなんて至福のひとときです。
夜空の流星群を眺めながらウイスキーを愉しんだり、川のせせらぎ、鳥のさえずり、葉擦れの音、自然界ならではのホワイトノイズ(白色雑音)にも癒されます。
逆に全くくつろげないときもあります。
北海道ツーリング+カヤック釣り+登山の旅でテント泊していたときは、なぜか、行く先々で毎晩のように初対面の方々と月下の夜宴になってしまい、疲れきってしまいまし た。
また、場所や時期によって、様々な自然の驚異と向き合うこともあります。強風や、豪雨、降雪、突然の雹など、張り縄の確認や、雪下ろしほか、場合によってはテント撤収からのビバークで寝付けないときもありますし、熊、野犬 、ヤブ蚊、アブ、蜂、ヘビ、ヒルなどへの備えが必要なことも。
人間社会も自然環境も、清濁あわせもったかけがえのない存在。多様なものを受け入れて、様々な環境で経験を積み重ねていくことが、自分の愉しみや生きがいになっています。
テント泊の必需品
テントまたはツェルト、タープなど
- 安全で整備されたファミリーキャンプ場でしか使えない、重くて大きなテントは、使い途が限られるので、雨や雪、稜線の強風など過酷な状況下でも対応できる、軽量山岳用テント。または、超軽量のツェルトが便利。
暑いときはバグネットを虫に刺されないように被って、タープを張るなど。
特にツェルトは、泊まり予定ではない日帰りハイキングなどでも必ず持参。
シュラフとマット
- シュラフ(寝袋)またはエスケイプヴィヴィなどの寝具は体温保持に欠かせませんし、ゴツゴツした岩場などで寝るには身体を痛めてしまうので、マットは欠かせません。
ヘッドライト
- 真っ暗闇ほど恐ろしい状況はないので、ヘッドライトはいつでも持参。コンビニ袋で包むと光が乱反射してランタンに早変わり。
食べ物など
- 現地調達できる場合もありますが、何か持っていくことに越したことはありません。
最近のお気に入りは、軽くて美味しいパタゴニア・プロビジョンズ各種や、モンベルのアルファ米の「梅しそリゾッタ」。
水は大切。冬は雪を溶かせばいいですが、それ以外の季節は携帯浄水器があると便利。
ナイフなど
- ファイヤースターター付きのモーラナイフを1本持っていると、広範に重宝すること間違いなし。
火起こしから薪の用意、料理、熊が襲ってきたとき、そのほか様々な場面でナイフは万能。
そして時々アート
フェスといえば、フジロック、サマーソニックに・・・様々なフェスがありますが、2017大盛り上がりになるフェスは、何と言っても3年に1度の芸術祭「ヨコトリ(横浜トリエンナーレ 2017/8/4 – 11/5)」でしょう!
世界の最先端アートが集結する「ヨコトリ」に行かずして夏は乗り切れません。アートは、心の健全化や脳内ネットワークに好影響を及ぼすらしいです。
また、近所の原美術館はいつも面白そうなコンテンポラリーアートの展覧会を行っているので、散歩しながら、ふと立ち寄ります。
今回は『メルセデス・ベンツ アート・スコープ2015-2017―漂泊する想像力』。
日本とドイツの現代芸術作家の作品が楽しめました。
原美術館に中庭と野外展示作品を楽しめるカフェがありますが、カフェ利用だけでも入館料を支払うことがモヤモヤするところです。。
テント泊でたっぷりと自然に包まれるのも良いですが、さらに芸術力で心と脳に活力を与えたりと、充実した休日を満喫中。