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【摩訶不思議なレトロ感】『浅草観音温泉』で怖いもの見たさの面白体験

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新橋店舗スタッフ・隊長です。今回は特別編をお送りいたします。残念ながらすでに閉館済みですが、印象に残った温泉をご紹介します。

『浅草観音温泉』


地下鉄の浅草駅を抜けて雷門方面へ。昭和30年代の古きよき時代から、きっと全くなんにも変わっていないんだろうと思わせる街並みが広がります。

タイムスリップ感を存分に堪能できる『浅草花やしき』に近い賑やかな場所のはずれに、目的の『浅草観音温泉』があります。蔦が枯れきったようなわびしい風景ではありますが・・・

往年の賑わいを想像しただけで、何とはなしに悲しくなるような佇まいであります。

番台のような小さな受付を見つけて、なかへ・・・

浅草の観音様のすぐ隣に湧く温泉です

外の喧騒から遮断された静かなる空間・・・受付の裏から通路沿いにずらりと並ぶ下駄箱。昔はこれだけの数が必要だったという事なのでしょうか・・・

角を曲がると・・・半円形の湯船が待っていました。そのまま花やしきのお化け屋敷として活躍できそうな壁画と時の流れを感じさせるタイル・・・

それにしても味がある。木製ロッカーにピカピカの床、一応は普通のドライヤーもあるので髪が濡れても安心。ロッカーは鍵付きで無料です。こちらも大量に用意されています。

花やしきや浅草寺など、周辺にはあれだけの人出があるというのに、ここだけは不思議なほどに人がいない。当然のことながら浴室内も無人です・・・

創業はは、なんと1657年・・・

50年以上の長い歴史を持つ『浅草観音温泉』。湯は無色透明(元々は黒湯の温泉だったが、ろ過しているため、ほぼ無色透明に近い淡黄色)、泉温26.3℃のナトリウム-炭酸水素塩泉。加温・循環利用(加水なし)・・・

プールでつかわれるような、白いトローチ型の塩素消毒剤が沈み、ヌルヌルでスベスベになるとか、お湯の質がどうのとか、そういう温泉としての効用うんぬんを考えるより、とにかく摩訶不思議を楽しむ。ある意味、怖いもの見たさ的な感覚も満足させてくれる面白体験でした。

ほど良い湯温で、温まりが良くて長湯がおススメ。ゆったり浸かって、ここでしか味わえない独特の雰囲気を心行くまで堪能してください。

怪しさ満点だが・・・

疲れが取れて、足取りも軽やかに。浅草見物途中のちょっと変わった温泉銭湯体験。今回もなかなかいい湯でした。また次回をお楽しみに!!

今回のストレス発散はココまで。また明日から頑張って働いていきます。
それでは、次回またどこかの温泉で・・・

女性スタッフ
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