『サラリーマン金太郎』とは
『サラリーマン金太郎』(本宮ひろ志/著)とは、伝説の元暴走族の経歴を持つ主人公・矢島金太郎が、多くの人に支えられ、何度もこけながら突き進んでいく熱い男のヒューマンドラマです。職種は違えどビジネスに志を持つひとりとして、こんな人間性を持てるようになりたいと憧れますね。
自分の気持ちひとつで、どんな人からでもどんなものからでも学ぶことはできます!今回はこの漫画からビジネスマンとして大切な事を学んでいきます。
まず、金太郎の優れている点を挙げると、
- 巻き込む力
- 言葉の伝え方
- 圧倒的な行動力
- 人に好かれる
上記のような長所が浮かんできます。会社でもすぐに仲間ができて、信頼されています。このようにリーダーシップを発揮する矢島金太郎の特徴とはどのようなものなのでしょうか。
率先して行動する
金太郎は最初、サラリーマンとして大事とされる能力を、ほとんど持っていませんでした。ストーリーの進行に合わせて、必要な能力を獲得していきます。ただ基本的な中身は暴走族の時のままなんです。極論すると喧嘩が強いってだけともいえます。
スタート時、能力的には低かった金太郎ですが、仕事への取り組み方や行動する力はずば抜けていました。ここがリーダーとして重要なポイントだと思います。
まず自身が行動を起こさなければ周りはついてこないでしょう。誰よりも自分が汗をかく、これがリーダーシップの第一歩であり、信頼を得る秘訣ではないでしょうか。
確固たる信念を持っている
上司の発言がころころ変わって、そのつど振り回されるといった経験があるって人も多いのでは。(夢見る乙女グループでは、あまり聞きませんが・・・)
発言に一貫性のない上司って、部下にとっては1番やりにくいタイプですよね。当然リーダーとしては失格です。
その点、矢島金太郎は筋の通らないことは絶対に認めません。常に一貫した信念を持って行動しています。
とはいえ、現実はそれほど単純ではありません。矛盾した出来事も多くあります。信念に従った結果がすべて正しいとも限りません。しかしそれでもやっぱり、ゆるぎない信念は必要だと思います。
たとえ失敗しても、信念に基づいた行動であれば、後悔も少ないし、教訓として次回に活かすのも容易いのではないでしょうか。
魅力的な男らしさ
金太郎の真骨頂といえば、やはりなんといっても“男らしさ”でしょう。男が惚れる男であるということです。もちろん女性にも好かれまくりますが・・・
といっても好かれるために行動するのではダメです。好かれようと思って行動したわけではないのに、結果として好かれてしまうのがリーダーのあり方です。逆に嫌われるようなことを言わなければならない状況もリーダーにはあります。
それでも、男らしく頼りがいのある人間の回りには自然と人が集まってくるものです。
真のリーダーシップは小手先のテクニックでは身に付けることはできません。日々、自身の信念に従って、正しくあろうと心がけなければ、身に付かないものだと思っています。
発言がころころ変わるのは問題外ですが、信念が間違っていた場合は、素直に認めて改める勇気、男らしさも必要だと思います。
しっかりとリーダーシップを身に付け、力を発揮できるように頑張っていきたいです。