みなさん、こんにちは!錦糸町エリア担当まっつーです_(._.)_
今回は、前回お話しした“シェアリング・エコノミー”が、“ブロックチェーン”とどのような関わりを持つのか、前回の例を用いて説明したいと思います。
仲介者が不要になる仲介サービス
現在のシェアリング・エコノミーには、仲介者がいます。部屋の場合は「Airbnb(エアービーアンドビー)」、車の場合は「Uber(ウーバー)」という仲介サービスを提供している会社があります。つまり、事業の管理者がいるわけで、技術的に見れば従来のものと大差ありません。
今まで規制されていた分野で、規制緩和が行われるという意味では大きな変化ですが、技術的な意味ではそれほど大きな変化ではありません。
技術的な観点から見た場合の大きな変化は、仲介者や管理者がいなくなることで生じます。
これは、「Airbnb」や「Uber」のサービスが、ブロックチェーンによって自動的に運営されることを意味します。
民泊の場合、部屋を貸したい人と借りたい旅行者がいて、この仲介の仕事をブロックチェーンで代替して繋ぐことができます。
ブロックチェーンを使えば信頼性を確保しつつ、提供者と需要者がサービスを直接やり取りできるようになります。このシステムができれば、「Airbnb」や「Uber」のサービスすら不要になるというわけです。
ブロックチェーンで運営する“スマートロック”
不特定多数の人が同じものを共有するシェアリング・エコノミーの世界において、“鍵”というのは極めて重要な要素です。
宿泊場所のホストと宿泊場所を探しているゲストを繋ぐマッチングサービスの「Airbnb」は、すでに多くの人に使われていますが、ここで問題になるのが鍵の受け渡しです。
自宅に近い部屋を貸す場合は良いのですが、遠く離れた部屋や別荘を貸す場合には問題が生じます。
ここで必要になるのが「スマートロック」です。スマートロックとは、借りる人が電子マネーやビットコインでお金を払うとスマホに記録され、そのスマホをドアにかざせば鍵が開く仕組みです。
ゲストがホストからの入金を確認したら、ホストはゲストのスマホに情報を送り、それによって部屋の鍵があく、つまり情報が鍵となるわけです。
スマートロックは、タクシーの場合も重要です。今のタクシーは運転手がいますので、鍵をあけるのは当然人間です。しかし、自動運転になるとドアを開けるためにスマートロックが必要になります。
無人のタクシーが来たら、スマホをかざすだけで乗れるようになる・・・予約したその人でないと乗れないというわけです。
このように、カーシェアリングにおいても、スマートロックは重要な役割を果たします。
近い将来、家、車、洗濯機、自動車などロックできるものならなんでも、簡単に誰でも貸し借りをしたり、シェアできるようになるとも言われています。
これはシェアリングエコノミーに革命をもたらし、未来社会のインフラになるでしょう!
社会を根底から変えるブロックチェーン
いかがでしたでしょうか?
実際の仕組み自体は私も含め、素人には到底理解しきれない“ブロックチェーン”ですが、これだけ私たちの身近なところまで迫ってきているんです!
長々と書かせていただきましたが(“ブロックチェーン”って書きすぎてゲシュタルト崩壊しそう)・・・「小難しそうな」仮想通貨って、これだけ社会を根底から変えうるシステムによって成り立っている、ということがご理解いただければ幸いです_(._.)_