転職を考えてる方で、WEB業界に挑戦してみたいと思ってる方は多いと思います。そんな方のためにゼロからプログラマーになるために必要な知識を紹介していきます。(参考⇒ゼロからプログラマーになる!#01 #02 #03)
今回は、システムの構成について紹介させていただきます。
システムとは?
システムとは、複数の機能が集まって全体がまとまり稼働しているものと捉えてください。なのでインターネットも一つのシステムであり、企業や国も一つのシステムと言えます。
人の身体も複数の機能が集まって全体がまとまり稼働しているものなので、システムと言えます。人の身体をシステム(全体)に例えると、脳、心臓、肺などは、要素(部分)と言えます。
いろいろなシステムの構成
オフィスや家庭に一台はある電気ポット。ポットの中の水の温度によって、沸騰するまでの時間が違います。コンピュータにもこれと似た構成があります。
処理形態や利用形態から、コンピュータシステムの構成はいろいろな形があり、それぞれに特徴があります。システムを構築する際は、目的に合ったシステム構成を選択します。
システムの処理形態
システムの処理形態には、代表的なモノとして「集中処理」と「分散処理」があります。
「集中処理」は、1台のホストコンピュータに複数のコンピュータを接続し、ホストコンピュータに処理させる形態です。「分散処理」は、複数のコンピュータを接続し、分散して処理する形態です。
「集中処理」と「分散処理」を比較すると、次のような特徴があります。
- 集中処理は、一部の故障でシステム停止に繋がることが多い。分散処理は障害の影響を局所で収めることができる
- 集中処理は、機能の拡張や業務量の増大に対応して、システムを拡張するのが大変。分散処理は拡張が比較的簡単
- 集中処理は、センターに集中して対策するのでセキュリティの確保が容易。分散処理は複雑
どちらが優れているというのはなく、「集中処理」と「分散処理」は一長一短です。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、システムの構成について紹介させていただきました。
まったくの未経験の方にとって、今回の紹介した内容は自分が活用するイメージが湧かないかもしれませんが、WEBのセキュリティやサイトのアクセス速度を上げたりすることに関する、とても重要なテーマです。
簡単な企業HPぐらいなら、そこまで気にする話ではありませんが、通販サイトや、賃貸情報サイトなど、大規模なサイトになると必ず必要な知識になってきます。
実用する機会は、多くないかもしれませんが、ぜひ頭の片隅に入れておいてください。