みなさん、こんにちは!まっつーです_(._.)_
今回も引き続き、私たちの未来の経済活動について書いていこうと思います。
すべてが自動化された未来の農業
前回は、土地を耕すのも種を蒔くのも、無人の機械が自動で行うという説明をしました。では、ここで蒔く種はどこからくるのかというと、前年の収穫時にとって貯蔵した種を使います。
温度や湿度などを、コンピュータがほぼ完璧に管理する倉庫にある種の中から、害虫や病気に強く、美味しい作物に育ってくれそうな種を選別して持ってきます。
種をまいたら、今度は生育の管理です。その年の気候や自然条件、そしてドローンによる調査によって得た情報を分析し、農薬や肥料を必要な場所に必要な量だけ散布します。
もちろん、作物の状態は散布の都度、葉や穂の状態をセンサーで調査して、それをまた農薬や肥料の散布に役立てます。水分が不足するなら、近くの用水路から水を自動で引っ張ってきます。
また、台風の到来が予測されたら、事前にロボットが防護シートをかけてくれたり、日照時間が足りない場合は、太陽とよく似た成分の光を当ててくれる照明装置が働きます。温度の調節も、照明装置や送風装置、あるいは畑にめぐらされた冷却パイプなどがやってくれます。
人間がやることはほぼない?
こうして育った作物は、自動収穫ロボットが色や大きさ、それに糖度なども調べながら刈り取ってくれます。
収穫されたものは自動運転のトラックや船、飛行機やドローンなどを使って、必要とする人のもとに届けられます。もちろん、積み荷をするのも無人のフォークリフトやクレーンです。
もはやここまでくると、食料を得るために人間がやることは、ほぼ何もないということになります。
工業製品を手に入れるには?
人間は食べ物を手に入れただけでは、やはり暮らせません。寒さや暑さに対応できて、TPOに応じた服を着る必要があります。
家も必要ですし、そこで使う家具や家電製品、パソコンやスマホも今や必需品です。それらは、大きな括りでいえば、工業製品ということになります。これも私たち人類は、ほぼ無人で手に入れることができるはずです。
モノづくりには、デザインなど人間の感性と関連するものもありますが、これらも、AIがこれまでに蓄積した情報や、必要ならその場で人間に好みを聞いてくれます。
AIが推奨するデザインや使い勝手がどうしても気に入らなければ、誰もが使える簡単なCAD等を使って、その場でデザインを変更することも可能です。
それでも、人間の職人でなければならない場面もあるでしょうが、生活していくために必要なものは、ほぼ無人工場の作るモノでことたります。
家にしても、3Dプリンタで作成された建材をロボットが組み立ててくれます。
また、工業製品の製作に必要な原材料や各種の資源も必要な時に必要な分だけ、ロボットが採掘、加工などをして届けてくれます。このあたりは、農業と同様の流れです。
ということで、今回はこの辺で!