前回はルアー釣りの魅力について書きましたが、今回からは自分の実体験を書いていきます。
■初めてのルアー釣り
私が初めてルアー釣りというものに触れたのは、「女友達数人を誘ってるから海に行こう!」という友人Aからのお誘いがきっかけでした。
女の子数人と湘南方面行くとなれば、当然チャラい遊びであろうという認識でした。が・・・砂浜に着くなり、彼はなぜか竿をセットしはじめ、【弓角】というルアー釣りをはじめたのです・・・
最初は水遊びなどの合間の余興であろうと思っておりました。しかし、友人Aは女の子も私もほったらかし。ガチで竿を投げ続け、自分だけが楽しむという暴挙に出たのです。
やることもないので、竿を貸してもらい全員交代でルアー釣りを楽しむことにしました。
これが友達の思惑だったのです・・・釣り仲間を増やそうとして、竿を握らせることが彼の狙いでした。
投げ続けること小一時間、まったく無反応。魚の当たりすら感じることもなく、何が楽しいのかまったくわからないまま、2度とやるか!と思って帰路に着いたのが、初めてのルアー釣りでした。
■再度ルアー釣りをはじめたきっかけ
前回のルアー釣行から数年が経過しました。飲みに行ったり、クラブ行ったりという遊びにも飽き飽きしてた頃でした。
友人Bと何か手軽に楽しめる趣味を作ろうと話したのがきっかけでした。
ブラックバス釣りなら安くてお手軽そうだし、はじめてみるかという話となり、早速釣具店に出かけ、店員に相談しながら、安竿と中古のリールを用意しました。
これがまた無知ではじめたものですから、よりによって初心者に向かないベイトリールを購入してしまいました。
このリール、扱えれば便利なのですが、扱えないとバッククラッシュという糸フケが常に出てしまいます。糸フケが出てしまうと、糸をほぐして直す作業を終始やり続けなければなりません。まさしく諸刃の剣でした。
そんなこともつゆ知らず、釣り場へと向かったのです。
■ブラックバス釣り
友人Bとどこで釣りができるかネットで調べたところ、都内にもブラックバス釣りがお手軽にできる場所がありました。
まさかのオフィス街である永田町!ここに弁慶橋という貸しボート屋さんがあり、ボート上からブラックバスが狙えるというものでした。
投げ方すらままならないのに、手漕ぎボートを借りて友人Bと川に漕ぎ出したのです。先に説明した通り、バッククラッシュでリールを直してばかり、さらに枝にルアーをひっかけては紛失し、散々な釣行で終わりました。
ところが、手漕ぎボートで釣りというのが新鮮であったため、釣れなかったにもかかわらず、何度となく足を運ぶようになったのです。
はじめの3か月くらいは当たりすらありません。しかし運命は突然やってきました。虫に似せたルアーを引いてた時、水面からヤツが現われ突然食いついたのです。
この瞬間、一気にアドレナリンが放出し、興奮状態に!今までの苦労が一瞬で報われ、そして釣りにハマっていくきっかけともなりました。