前回は、ブラックバス釣りまでの経緯を書きました。
■河口湖での出来事
ある日、女の子とWデートを兼ねて、河口湖にバス釣りに行った時の話です。河口湖もボート釣りです。
女の子たちはキャスト(投げる行為)すらやったことない超初心者。自分の連れの女の子と、2人きりでボートに乗っている時に事件は起きました。
女の子がボートの先端でキャストしていた時です。いきなり自分の顔にガツン!と何かが当たりました。
女の子は慌てふためいており、何が起きたのかと思ったら、なんと自分の口にルアーが刺さっていたのです・・・自分は冷静を装って「大丈夫!」と言ったものの、何も大丈夫ではありません。
その後、近くの病院にルアーを抜いてもらいに行きました。
医者も「ブラックバスじゃなく人間釣っちゃたねー。ははは」と笑っておりました。まったくその通りであり、釣りの危険性を身をもって知った出来事でした。
その後、女の子が気まずがって、会話が減ったのは言うまでもない・・・
■初めての海釣り
ある日、友人と船で沖に出てシーバス(スズキ)をやってみない?という話になり、木場にある釣り船に乗ることになりました。最初なのでレンタル竿です。
ブラックバスを釣る河川とは違い、ルアーが鉄製となり重さも違っていましたが、海釣りの知識ゼロで挑みました。
ブラックバスと違い、海釣りのルアーはシャクリと呼ばれるリールを巻きながら竿先を動かす技術が必要となります。それどころか、ルアーの取り付け方も知らないまま、海釣りに挑みました。
ちなみに、釣り船屋のHPには「初心歓迎」という謳い文句がありました。
「はいポイント着いたんで投げて!」と言われても、どうすりゃいいのかまったくわかりません。船長に聞いても“初心者かよ”ってな態度の塩対応で、まったく教えてくれません。
結局、隣のちびっ子ですら釣ってるのにボウズで終わりました。けど、船で東京湾クルーズというのが新鮮で、楽しめたことは楽しめたんですがね。
■ショアジギング
前回、海釣りに巻き込もうとしていた友人が、船釣りに挑んだ話を聞いて、早速誘ってきました。
「船釣りなんて邪道だよ。魚がいるとこに船で行くんだから誰でも釣れるよ」
彼は丘っぱりという釣り方専門です。船で釣ることをオフショア、丘で釣ることをショアと呼びます。ショアは俗に丘っぱりとも言われます。
ショアはオフショアのことをやや見下しがちで、水と油のように相容れない関係です。その実は、船酔いするからとか別な理由もあったりすのですが・・・
ちゃんと教えてあげるからという誘いに乗っかり、安竿に安リールと道具一式揃て、ショアジギングに挑む準備するのでした。
なおショアジギングとは、ショアでメタルジグという鉄の塊のルアーで釣ることを指します。
ここから自分の青物釣りがスタートしました。