ここ最近は、自分の良く行く地域のグルメ等を紹介させていただいていますが、この時期だと、やはり上野・御徒町のアメヤ横丁、俗にいう「アメ横」ですよね。
闇市からはじまった歴史ある商店街
みなさんもご存じかもしれませんが、「アメ横」の由来は代表的なものが2つあります。
ひとつは名前の通り、第二次世界大戦終戦後に、日本に物資がなく、中国や台湾・朝鮮半島からの引揚者が、”飴”や甘味を露店で出してたという説。
もうひとつは、アメリカ進駐軍が物資を売っていたからとの説らしいです。ただ、どちらも「アメ」が付くから、さほど気にする人はいないのでしょうね。
軽く調べて見ると、その時代は正規の物資が不足していて、俗にいう「闇市」が乱立していました。
物がない時代でしたので、「アメ横」も繁盛したらしいです。でも、多くの闇市と同様に、やはり当時の悪い集団等が仕切っていたらしく、よく事件も起きていたそうです。
そこで当時の役所だか警察署だかが、ある実業家に頼み、たくさんの商店が入れる施設を作りました。
それが今の「アメ横センタービル」だとは、これまた驚きですよね。なんせそんな昔からあったんですから。
アメ横センタービルの地下街
今は「アメ横センタービル」に行く機会も少なくなりましたが、子供の頃は友達同士でよく行ってました。
ほとんどが服とか靴を買うのが目的でしたが、いろんな店が入っていたのを覚えています。特に珍しかったのは地下にあった「食品街」です。
中国やその他アジアの食品がたくさん置いてあるお店など、子供の頃は興味ありませんでしたが、大人になってお酒を飲むようになると、珍しい食材やおつまみになるような珍味もたくさんあり、たまに買いに行ってました。
ちなみに上野はアメ横以外でも、アジアの珍しい食材等を扱っているお店が多いです。
でも、一般的に「アメ横」と言えば、やっぱり年末の混雑を思い浮かべるんじゃないでしょうか。魚介類や乾物商品が所狭しと並び、ダミ声のオジサンの掛け声で人だかりができるようなイメージかと思います。
12月中旬以降は、お正月用の買い物客で歩けないぐらい混雑します。それでも人が絶えないのは、やはり「量が多くて安い」ということなんでしょう。
御徒町駅前通り
少し話が違う方向に行ってしまいましたのでもとに戻します。
アメ横は食べ歩きできるグルメもいろいろありますが、最近は多国籍化が進み、トルコ料理(ケバブ)や中国・ハルピン料理、四川料理の露店が目立ちます。中には露店とは思えないような料理もあり驚きです。
海外の料理より日本料理が好きな自分のよく行く店は『海鮮丼みなとや』です。
アメ横には海鮮丼のお店もたくさんありますが、この店は露店チックで種類も豊富。さらにいろんなトッピングもできて、比較的低料金かと思います。
しかし実を言うと、自分はアメ横で食事するよりも、隣にある「御徒町駅前通り」という商店街で食べることのが多いです。
この通りは、1~2年前にオープンして一気に有名になったラーメン屋や、やはり有名なトンカツ、ステーキ屋、1人で気楽に入れる寿司屋や焼き肉屋がとにかく多いです。
「何食べようか」と思ったら御徒町駅前通りに行けば、なんでも揃っているといった感じです。
「アメ横」に行くなら、さほど混んでいない今がおすすめです。ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。