皆さんこんにちは!店舗管理部の花岡です!
▼ 目次
●ロックアンセム~愛されて歌い継がれる名曲~
梅雨がやってきそうでやってこない、夜になったらまだ冷える今日この頃。皆様はいかがお過ごしでしょうか??
私は夏が待ち遠しく夜も眠れない日々を過ごしております!さてさて、今月もロックのことを書き散らしていきます!
今月はロックンロールはみんなのうた!ロックンロールは君のうた!
今月は少し目線を変えて、ロックアンセムと呼ばれる名曲にフォーカスしていきます!
●『Tender』Blur
近々、「UKロックのススメ ~ブリッドポップ篇~」に挑もうと思っておりますが、その中でも確実に登場するBlurからの一曲です。
この『Tender』はメロディもコード進行も、歌詞も分かり易い単純明解な歌です。
サビも「Oh my baby Oh my baby Oh why Oh my」の繰り返しです。
恋人との別れを歌い、いつ悲しみが癒えるのかと言いつつも、それでも「Love is the greatest thing」と歌うボーカルのデーモンの潔さが「す~っ」と入ってくる、Blurの中でもかなり秀逸で人気の曲です。
私の個人的な目線ですが、Blurは英国人特有の少しひねくれたメロディラインとかアレンジをしていると思うのです。
そんな中、この曲はあえて分かり易く、ストレートに歌っているのがいいのかなと勝手に思っています。
さて、なぜこれがみんなのうたなのかというと、5年前(2012年)、Blurが再結成のライブを行った際のことです。
8万人のオーディエンスがBlurにせがむんです。
ライブのセットリストなんて知らず、自分の好きな曲を彼らがやってくれたらいいなと思いつつ、会場へ足を運んだみんなが曲の合間、歌うんですよ!
「Oh my baby~ Oh my baby~ Oh why~ Oh my~」って!
8万人の大合唱!!!
いかに彼らが愛されて、いかにこの曲が愛されているのか、とても伝わるワンシーンでした。
そのすぐあと、もともとセットリストにあったのか、順番がどうだったかは分かりませんが、Blurは『Tender』を始めます。
その時のオーディエンスのみんなの嬉しそうな顔、本当に本当に素敵でした。
是非、DVD見てみて下さい(笑)
2012年のライブアットハイドパーク(Parklive)です。
●『This is the one』The Stone Roses
なんか最近よくローゼスのネタを出してしまいますが(笑)、この間ライブいったし、まぁここはしょうがない!
さて、この曲、『This is the one』なんですが、ローゼスの中でもそこまで人気の曲ではないのですが、とあるサッカーチームの会場で試合前に観衆が歌うことがあるんですよ(笑)
そのサッカーチームとは、あんまりサッカーに詳しくない私でも知ってるチーム(笑)、『マンチェスターユナイテッド』です!
イギリスのマンチェスター出身の彼らは、『マンチェスターユナイテッド』のファンを公言しており、チームや選手とも深い関係を持っているそうです。
そもそもイギリスは今もなお、階級制度の名残が染みついており、労働者階級に属する人が財を成すには、「サッカー選手になるか、ロックスターになるか」と言われるくらい、サッカーとロックが強いつながりを持っているみたいです。
フーリガンなんてのもいっぱいいるくらいですからね。
大抵イギリスのロックスターはみんなどっかしらのサッカーチームのファンで、且つフーリガンらしいです(笑)
『This is the one』が歌われるのは、ローゼスがチームの何とかという選手に贈った?のが始まりとか。
でも、やっぱりこの間私が行ったライブで『I Am The Resurrection』をお客さんたちが肩を組んで大合唱してるの見たら、ロックンロールはやっぱりみんなの歌だなって思ってしまうんですよね。
●『Don’t Look Back In Anger』Oasis
ロックアンセムといえば、ドントルックがもはや代名詞のようなもの!
世界中から本当に愛されている曲です。
この曲は。
おそらく、ご存知の方も沢山いると思います。
オアシスもローゼス同様、マンチェスター出身ですが、彼らはマンチェスターシティのファンです。※ボーカルのリアム(弟)は元フーリガン(笑)
マンチェスターユナイテッドではローゼスが歌われ、マンチェスターシティではオアシスが歌われる。
イギリスいいな~、イギリス最高!と、ついつい思ってしまいます(笑)
オアシス時代にライブでこの曲をやるとき、そしてオアシスが解散した後も、この曲は兄貴のノエルがボーカルを取ります。
兄貴の粋な所の一つ、必ずサビをオーディエンスに歌わせてくれるんです。ステージの上から、「いいよ」っていう仕草と表情をするんですよ!!
もうこの時はみんな涙流しながら大合唱です(笑)
誰かもわからない隣の人と肩を組んで、大合唱する気持ちよさ、これはやった人にしかわかりません(笑)
ちなみに私はフジロックとサマソニと武道館で涙流しながら歌いました(笑)
兄貴はこの曲の持つ力を知ってるから、もう自分の手を離れていると思っているんだと思います。
この曲のジャケは花に埋もれたスタジオの写真なのですが(↑)、「花は枯れるけど、名曲は永遠に枯れない」ということを意味しているんだそうです。
是非、ライブ会場での一体感、味わってみて下さい。
そ~さりぃきゃんうぇ~い♪
●最後に
さて、オアシスのこの曲には、もう一つエピソードがあります。
先日、マンチェスターで悲しい事件が起こりました。詳細は書きませんが、死傷者も出てしまい若い命も亡くなってしまったとのことでした。
現場で、献花に訪れた人たちは、この曲『Don’t Look Back In Anger』を口々に歌っていたらしいです。
まさに、「怒りに転嫁しないで」
ロックは願いの歌であり、希望の歌であり、みんなの歌なんだなと思った瞬間でした。
悲しいことは起こらない方がいいのですが、起こった時に何をよりどころにして前を向けるかは、人それぞれだと思います。
そんな悲しいことがあった時にも、誰かの、たくさんの人のよりどころとなったこの曲は本当に素晴らしいんだなとつくづく思いました。
社会の出来事でもプライベートでも仕事でも、辛いことや目を背けたくなることも沢山ありますが、よりどころになれるものを持ち、自分自身を失わず、しっかり前を見ていけたらなと思います!!
それでは、今回はこのあたりで!
また来月もよろしくお願いいたします!
では~~~~~!!