こんにちは、錦糸町エリア担当のまっつーです。前回に続くテーマになります。
貯蓄計画スタート!!
貯蓄というのは銀行の預貯金のことだけではありません。年収から社会保険料や税金を支払って、あなたが自由に使ってよいお金は可処分所得と言います。
毎月この所得の中から生活費など消費にあてますが、同時にその中から貯蓄をしていかなければなりません。
さらに、貯蓄も分類され預貯金のように流動性を第一に考えるもの、定期預金や個人向け国債など安全性を重視するもの、投資信託や株式など収益性を目指すものなどに分かれます。
これらから適切なものを選択し、最も合理的で効率的な手段をとるべきです。
資産運用のシュミレーション、“72の法則”
みなさんは“72の法則”をご存知でしょうか。これは、72を年利回りで割ると元本が倍になるまでの年数がわかるというものです。
例えば、現在の定期預金金利は0.01%ですが〈72÷0.01=7200〉となり、100万円を200万円にするには、なんと7200年もかかります。年利回りが1%なら72年、3%なら24年かかる計算です。
ほとんど金利がつかない預貯金だけにお金を置いておくと、お金はなかなか増えないということがわかります。
老後を計画的に考える
財政検証によると、公的年金は将来的に現在の受給者が受け取っているものよりも減ると見込まれています。小さくみて2割減、大きめにみると3~4割くらい減る見込みがあるそうです。
国に頼るだけではなく、計画的に自分で老後の資金を貯めていく必要があります。しかし、だからと言って怪しい人に勧められるまま個人年金保険や、理解に苦しむ投資信託などを購入するのは危険です。
もちろんリスクを取って運用することも必要ですが、運用で大きく増やすということを都合良く組み込まずに、必要額を計画的に貯めることを考えるのが堅実な方法となります。
まずは家計を見直して支出を減らすことから
まず最初に実行したいのは、効果の大きな固定費の見直しです。私的保険や居住費などが挙げられます。
見直しのコツは、“正しい知識をもつこと”です。知識を身につけることで、ムダなお金を払わなくてすみます。例えば、生命保険は契約した時点で大きな保障を持つことができますが、死亡や病気になるなどに該当しなければお金を受け取ることはできません。貯蓄とは異なる性質のものです。
長期間に渡って支払い続ける保険料は大きな固定費になりますので、公的保険に加入していることを前提に私的保険への加入は最低限にするべきです。
私たちはすでに公的保障で守られていますので、私的保険はそれでは足りない部分を補うために加入し、ネット生保や共済を利用してなるべく保険料をおさえることが大切です。
つまり、保障と貯蓄は別々に考える必要があり、お金を増やす目的で個人年金保険や終身保険、学資保険などに加入するのは適切な行動だとは言えません。
住居費に関しても家賃、住宅ローン共に毎月の可処分所得から支払う支出です。私的保険料と同じく、大きすぎると生活を圧迫し、貯蓄ができません。賃貸の場合は今より安い家賃の物件への引っ越し、住宅ローンを組んでいる場合は金利の見直しや借り換えを検討する必要があります。