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The Rolling Stonesの物語①~ロックの神が愛する男 キース・リチャーズ~

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皆さん、こんにちは!店舗管理部の花岡です!大雪も降って立春も過ぎ、そろそろ春かな?と思われる最近、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は先日の大雪、戌年だからか北国育ちだからか、この歳ながら「キャッキャース!!!!」と喜んでしまい、大風邪を引いてしまいました。。。健康には気をつけなきゃですね。

さてさて、先日思い返したところ、、、なんと、ストーンズについてまだ書いていないことに気づきました。。。
!!!???ストーンズ書いていない!ということで、慌てて今回はストーンズについて書いていこうと思います。
ストーンズはすでに結成50周年を越え、ネタがあふれるロックンロールの世界に君臨するまさに王者、キング、であります。
最初は【The Rolling Stonesの物語①~ロックの神が愛する男~】と題して、偉大なるギタリスト、キース・リチャーズについて書いていこうと思います。

●ローリングストーンズの夜明け前~第一期ストーンズ

左からブライアン・ジョーンズ(Gt)、キース・リチャーズ(Gt)、ビル・ワイマン(Ba)、ミック・ジャガー(Vo)、チャーリー・ワッツ(Dr)・・・結成当時のストーンズ。彼らも昔は少年達でした(当たり前か。。。)

最初はミックとキースが少年時代に顔見知りであり、同じブルース好きということで、バンドを組み、ストーンズの根幹が作られました。

残りの3人がそこに加わり、ストーンズの結成となりました。今でこそミック、キースがストーンズの顔になっていますが、昔はもう一人のギタリスト、ブライアン・ジョーンズがバンドのリーダーでした。

ブライアン・ジョーンズは抜群のセンスでブルースをロックンロールに仕上げ、ストーンズは人気を博していきます。

ちょうど同じ頃に人気が出始めたビートルズ。彼らとの対比もストーンズを押し上げていった一つのキーポイントだと思います。

ストーンズもビートルズも同じくブルースをロックンロールとして、ストレートな言葉でがなり、歌っていましたが、ビートルズはアイドル、ストーンズは不良というレッテルが貼られていました。

そのため、当時の大人たちのストーンズへの嫌悪感はとてつもないものだったようです。ただ、少年、少女達からの支持はさらにとてつもなく、演奏途中の彼らに向かって、ステージ上に這い上がり抱きついてくることは日常茶飯事。オーディエンスが暴徒化して演奏が途中でストップということもよくありました。

その中で、キースはまだ鳴りをひそめています。今のようなカリスマ性はまだ発揮されておらず、いちリズムギタリストとしてブライアン・ジョーンズの陰に隠れていました。

バンドを牽引するリーダーシップ、音楽的な理解、知識、技術のロックンロールへの昇華など、初期のストーンズはブライアンの時代でした。

この頃はまだミックもリーダーとしてではなく、ただのボーカルという立場だったようです。

●ミック、キースの台頭、ブライアンの死

人気はどんどんうなぎ登りとなり、結成当時はまだブルース好き、ロック好きの少年達だったミックもキースも、だんだんと音楽的な知識や技術、センスが磨かれていきました。

ミック、キース2人で共作した曲がいくつか作られ始め、それらの曲も人気が出てきていた頃、ブライアン・ジョーンズは逆にドラッグとアルコールに嵌ってしまい、バンドを欠席することが多くなってきました。いても常に酩酊状態。ギターもろくに弾けない状態が続きます。

ここで、残りの4人は決断をします。今がバンドにとって一番大事な時期。リーダーがこれではもうバンドを続けることが困難。ブライアンにはバンドを辞めてもらおう。

そのことを告げられ、ブライアンはもちろんショックを受けますが、金銭的な取引の元、脱退を決意します。

その約1ヶ月後、ブライアンが死んでしまったというニュースがイギリス中を駆け巡ります。死因はドラッグによるオーバードーズ説、自殺説、他殺説など、未だに不明ですが、自宅のプールに死体となって浮いているところを発見されました。

とんでもないバンドと言うのは、物語を引き寄せます。そしてなにより、もって・・・いるものだと思います。ミックとキースはこれにより、結果的に自分達の目の上のたんこぶとなっていたブライアンという重荷を下ろすことができました。

だんだんと才能を開花させてきた2人は更に作曲を続けます。今も人気で広く知られる名曲が生み出されてきたのも、この直後くらいの時代のことでした。

ただ、一つ忘れたくないのはブライアンの音楽的才能です。

ブライアンは楽器と言うものに天賦の才があり、少し触ってみただけほぼ完璧に近い状態で弾けたという逸話があります。

シタールやバンジョーなどを弾いている音源も残ってはいるのですが、やっぱりギタリスト。彼が逝ってしまう前の最後のアルバム、「BEGGARS BANQUET」より『No Expectations』・・・彼の最後の才能が録音された名作です。

●ついにやってきた第二期ストーンズ

本当の王者になったストーンズの姿が見られるのは、この頃からです。

ブライアンの穴を埋めるため、ギタリストを探していたストーンズは、とんでもない少年と出会います。ミック・テイラーです。

エリック・クラプトンの曲なら何でもやれると簡単に言ってのける少年のプレイは、若干18歳にしてすでに脂の乗り切った玄人ギターでした。

完全なブルースフレーズをモノにしている彼のプレイは、ギターの指盤上を滑らかに撫で回し、出てくる音もツヤのあるすばらしいものでした。

このミック・テイラーの加入により、ガレージロックから抜け出せていなかったストーンズが本物の「ロックンロール」となり、更なる高みに飛んでいきました。

そして、やっときました。キースです。ロックの神が愛した男です。

キースはこの頃、まるでロックの生き字引となるような破天荒さを体現していきました。

セックス、ドラッグ、ロックンロールを全て体現し始めた彼。1960年代の終わりから1970年初め、これらを体現していたロックスターたちはことごとく早く逝ってしまっていました。

『次に死ぬのは誰だ!?』のような見出しのゴシップ記事も出ていたくらいで、その下馬評No1がキース。「まるでみんなが俺に死んでほしいと言ってるようだったぜ」と、当時のことをキースは振り返っています。

酒とドラッグのやり過ぎで、死の寸前までいって倒れることもありましたが、全身の血を入れ替えて復活したという逸話もあります。(実は少し入院していただけ)

このような勘違いによる逸話が生まれてしまうほど、彼らの私生活は大衆の興味の対象でした。

●パリへの移住

彼らはロックンロールによる大成功を収めはしましたが、問題も常に付きまとっていました。

この頃の大きな問題、税金問題です。

大金を稼ぐことはできたのですが、当時のイギリスの税制度により、ストーンズの稼いだお金のほとんどを徴収されてしまうという状況がありました。

そのため、彼らはこの税制度への対処として、パリにバンド全員が移住し、活動拠点をパリに移しました。

税金問題を抱えてはいましたが、大金を稼いではいたのでキースはとある貴族が住んでいたという古い城を買い取りました。

「城の中ではまるで『The Rolling Stones』という一族が形成されているようだった」という彼の当時のインタビューがあります。

そこでは、毎夜毎夜とドラッグパーティが開かれ、と思うとそこかしこでレコーディングが始まったり、ちょっと言葉にはし難い世界があったようです。

フラワームーブメントとも少し違う、ヒッピーとも少し違う、異常なドラッグとロックンロールの世界がそこに広がっていました。

キースは日々、この異常な世界をドラッグをキメて、くわえタバコにギターを抱えて眺めていました。

ただ、このような放蕩生活は普通の人は耐えられません。だんだんと人格に破綻をきたしていきます。一人、また一人とここからドロップアウト(?)していき、彼も異常さに気付き始めたようです。

この生活は長くは続きはしませんでしたが、この異常な世界観がストーンズ史における大名盤「メインストリートのならず者」を作るきっかけとなりました。

恐らく投票したらNo1間違いないと思われるこのアルバムも、このような背景があってできたと思うと、ロックも音楽も芸術も、やっぱりキワドイものなのかもしれません。

このアルバムから一曲だけ選ぶとなると。。。

くぅーーーーーーー!!!!
難しい!

『Happy』も『Sweet Virginia』も『All Down The Line』もいいんだけど。。。もちろん『Rocks Off』も『Tumbiling Dice』。。。

キワモノでいきます!『Shake Your Hips』!!!

単調なリズムが繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し、、、
うねりうねりうねりうねりうねりうねりうねりうねり、、、

聴いてるとなんとも言えない中毒性を帯びてきます。ブルースを愛した彼らだからこそ生み出せる曲です。

●まとめ(途中)

ストーンズについて一度で終わらせるのは難しいようです。


↑こんないい顔になるのはまた次回にして、とりあえず、今月はこれで終わりにしますね。

まだロニーも出てきてません(笑)!キースの逸話もまだまだあります!

続きはまた来月でいきます。
ではでは、春も近いですが、まだ焦らずに防寒はしっかりとして、また来月元気にお会いしましょう!

では~~~~~~!!!!!!

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