【AIによって自動化される仕事②】これからのマーケティングとセールスのあり方
AIによるマーケティングを考えたとき、現状でもビッグデータから自社製品に関する要望やニーズを集めて分析することは可能です。集めたデータの中から新規製品を開発したり、新たに機能を追加したりすることは難しくありません。しかし、サイレントマジョリティの意見が反映しにくいという問題があります。
AIによるマーケティングを考えたとき、現状でもビッグデータから自社製品に関する要望やニーズを集めて分析することは可能です。集めたデータの中から新規製品を開発したり、新たに機能を追加したりすることは難しくありません。しかし、サイレントマジョリティの意見が反映しにくいという問題があります。
AIで、本当に快適なビジネスを実現するには、目的主導、つまりユーザー目線でAIを発達させる必要があります。技術者の発想に基づいて考えだしたアイディアではなく、社会やビジネスのあるべき姿を想定し、そこにAIをどうのように組み込んでいくかといった発想が必要になってくるのではないでしょうか。
AIが商品の価格決定を支援してくれる例として、有名なものがAmazonのFeedvisorです。この機能は、Amazonに商品を出品する人に対して、最大の売り上げと最小の損失を両立させる価格をアドバイスしてくれるというもの。同じ商品の価格やその売上高の情報をもとに、最適な価格を提示します。
現在、“チャットボット”と呼ばれるAIが数多く導入され、電話やメール、チャットなどで寄せられる顧客からの質問や要望に、コンピュータが答える事例も増えてきました。ただ、業種や地域についての専門的な知識も必要になるので、すべての顧客が満足するような対応はなかなか難しいようです。
発展途上である現在のAIを一言で表すと、検索エンジンのすごいバージョンと言えるかもしれません。検索エンジンというと、AIに対する過小評価だと考える方もいらっしゃるでしょうが、実際、現在のAIは過去の知識やデータを分析して求められる回答を探すのが主な仕事です。